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2007年10月18日

「ゴミ捨て場」アフリカの涙 

欧州から有害廃棄物

本当にこの地区の人々は本当に不幸だと思います。
このような落差が激しくないような世の中になってほしいと思います。


 アフリカがヨーロッパの有害物質の“ゴミ箱”となっている実態が明らかになった。多数の死者も出ており事態は深刻だ。

■15人が死亡

 西アフリカ・コートジボワールの最大都市アビジャンで昨年8月、欧州から運ばれた有害廃棄物が原因とみられる症状で少なくとも15人が死亡、10万人が手当てを受けた。
 処理費用がかさむ先進国から、監視体制の甘い途上国に廃棄物が運び込まれる構図が浮き彫りとなり、1年以上たっても付近には悪臭が漂い、住民らは頭痛に悩まされている。

 「この辺がよく痛む」。高層ビルが立ち並ぶアビジャン中心街から車で東へ約10分。被害の大きかったアクエド地区に住む女性、ジュヌビエーブ・ディアロさん(45)が後頭部を指さした。
 昨年夏、朝起きると突然、これまで体験したことのない悪臭で倒れそうになった。一体何が起きたのか、被害は瞬く間に周辺に及ぶ。呼吸困難などを訴え、中には鼻血が止まらなくなった人も…。住民らは怖くなって、車や徒歩で次々と集落を脱出した。

■廃液に硫化水素

 昨年8月下旬、オランダの石油販売会社、トラフィギュラ・ベヘールがチャーターしたパナマ船籍の「プロボコアラ号」から廃液が運び出され、トラフィギュラと契約を結んだ地元の廃棄物処理会社「トミー」が、アビジャンの十数カ所に計約400トンをばらまいた。コートジボワール当局の調べでは、廃液には有毒な高濃度の硫化水素が含まれていた。

 政府はその後、フランス企業と契約、汚染された土壌の除去作業を行ったが、住民は「技術的にすべての土壌は除去できない」と口をそろえる。
 プロボコアラ号は、昨年6月から7月にかけ、ジブラルタル海峡からアムステルダムへ移動、エストニア、ナイジェリアなどを経て、アビジャンに到着した。
 政府の事件調査委員会は、「トミーは同じ廃棄物の処理がアムステルダムでは、1億6400万CFAフラン(約3300万円)かかるところを、アビジャンでは16分の1以下で請け負っていた」と指摘。さらに、トミーには処理技術がなく、トラフィギュラ関係者も「そのことを知らなかったはずがない」と結論付けている。
 一方、トラフィギュラ側は今年2月、政府に医療支援金などの名目で約2億ドル(約230億円)を支払ったと発表したが、責任自体は否定している。

 「雨が降った日は今も強烈ににおうんだ。今後住民らにどんな症状が出るのか心配だ」
 アクエド地区の被害者団体のラシェル・ゴグアさん(60)は話す。投棄場所近くで育ったバナナは市場で売られ、住民が口にしているという。
               ◇
■北極の氷「消滅」踏査へ

 北極の氷は、いずれ消滅してしまうのか?。
 この問いへの回答に、より正確なデータを提供しようと、アラスカ沖から北極点までの2000キロを、英国の極地冒険家らがレーダーを装着したソリを引き、氷の厚さを計測する実地踏査計画が16日、ロンドンで発表された。
 データ解析には、英ケンブリッジ大や米航空宇宙局(NASA)の研究者らが協力。世界の指導者らに地球温暖化の実際のスピードを警告するのが狙い。

 計画では、ペン・ハドー氏(45)ら冒険家2人とカメラマンの計3人が来年2月、米アラスカ州のバロー岬を出発。ヘリコプターから食糧投下を受けながらソリを引き、氷上を1日約18キロ移動し、途中の氷のない場所は泳いで、120日かけて北極点まで到達する。
 レーダーは雪と氷を識別し、20センチ間隔で氷の厚さを1000万カ所で計測。さらに20キロごとに氷を掘削して密度を測る。
 これまで北極の氷の厚さは、主に衛星や潜水艦を使って計測されてきたが、踏査チームは、実地踏査でより正確なデータを提供できるとしている。

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